今日 仕事でお世話になっているおうちの奥さんのお葬式に参列してきました。
ニュージーランドに移住以来 何度かお葬式に参列しましたが そのやり方はいろいろでした。
今日はそれについて ちょっと書いてみたいと思います。
ニュージーランドでは新聞などのお悔やみ欄のようなところに出るので それを見て お葬式の日時や場所などの詳細を知り誰でも参列することができます。
今日のお葬式は直接ご主人の方から詳細を教えてもらい出席してきました。
時間にするとだいたい1時間くらいでしょうか?
その宗派やその家のやり方によって多少変わることがあります。
司会の人が進めて行くのですが 親族の挨拶や親類や友人など、時によっては 「どなたでもお話したい方 どうぞ前へ。」と言われて 続々とスピーチがつづくこともあります。
また 途中に賛美歌があったり バンドの演奏なども、また 故人の幼少時からの思い出の写真を流すこともあります。日本のお葬式とはかなり異なっています。
異なることのもうひとつには あまり 悲しい雰囲気を出していないということもあります。
なるべくみんなで明るく楽しく故人を旅立たせてあげよう。という意識が強いような気がします。
涙腺の弱い私には未だにそれができず ひとり ハンカチを2,3枚もぬらしていますが・・・。
(そうのような人は誰一人いませんね・・・。)
こちらの写真はトンガ風なお葬式のときのお棺を運んでいる様子です。
ニュージーランドはポリネシア系の移民の最多の国ゆえ お葬式もそれぞれのカルチャーが出るのですね。
埋葬は土葬だったり 火葬して遺灰を埋葬したり 遺灰をそのまま家に持ち帰ったり 風葬や水葬などさまざまです。
主人の実家はお墓を持たないタイプで 義父が亡くなったときも遺灰は半分は家に、そして 半分は庭の桜の木の下に埋めたそうです。
日本では<終活>と言う言葉がありますよね。
終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略で、人間が人生の最期を迎えるにあたって執る様々な準備やそこに向けた人生の総括を意味する言葉である。
と Wikipedia にあります。
誰かのお葬式に行く度に自分の終活について考えることもあったりしますが 私はニュージーランドの葬儀の進め方がとても気に入っています。
葬式があって その後に 場所を移して軽くお茶や軽食をしながら談話する。そして 身近な人たちは3次会(?)として 家に移ってちょっとしたパーティをする。すべて一日で終わります。
このときも 涙でめそめそすることなく 楽しく談話、談笑します。
日本のようは初七日や四十九日などの法要もなく お葬式が終了すると文字通り終わりです。
香典のような類もなく 何かを送るとすれば 家のほうへお花とおくやみのカードを送る程度です。
義父は今から8年ほど前に亡くなりましたが 義母は彼の命日に ファミリーパーティをしてみんなで楽しくお食事をしたりして過ごします。
本当に国が変わると葬式のやり方もずいぶんと違ってくるものです。
*写真は全てGoogle imageから。
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