Wednesday 20 April 2016

バッチのっとり事件(?)

先ずは バッチについてご存じない方のために説明をさせて下さい。

Bach バッチ はたぶんNZ英語で ホリディハウスのことです。
海辺の近くや 森の中や 自宅以外に週末や休暇を楽しむための別宅のことです。
<別荘>でもありますが Kiwi Bach キィーウィ・バッチは簡素で 日本的なゴージャスで贅沢な別荘とはちょっと違うかも?


こんな感じのが多いでしょうか~?



こちらは 建築技師設計のちょっと<おしゃれな森の中のバッチ♪>


義母がオークランドから車で30~40分ほど北上した Stanmore Bay(スタンモア・ベイ)と言うところに古いバッチを所有しています。

我が家はバッチが大好きで良く利用させてもらっていました。
夏場に泊まって 毎日ビーチ三昧を楽しむ☆ 南半球のNZですので クリスマスやお正月は真夏!
ビーチでのんびりと過ごすのが最高の夏のすごし方。

しかし しかし そのバッチが昨年の3月ころからのっとられてしまっていました。

なんて書くと 「えええっーーーーー!!!???」って思われるでしょうけど わたし的にはのっとられた感が否めなかったです。

説明すると大変ながくなりますが どうぞ お付き合い下さい。

義理弟の会社の同僚がオークランドで家を探しているけど なかなか 良さそうな借家が見つからないとか・・・子供もいるし とっても困っていたそうです。
(オークランドの住宅事情は以前ブログにも書いたように厳しい現状)

義理弟はこのバッチが冬場はあまり使わないので良かったら次が見つかるまで使ってもいいよ~。と 
もちろん 本当の所有者である義母にも許可を取ってから伝えたようです。

そして はじめの内は1ヶ月ほど住まわせてもらいたい。みたいな話でした。

義母は心ねの優しい人で古くてぼろいバッチなので 短期間くらいなら 無料で使ってもらって構わないわ。と 無料でバッチを提供しちゃいました。

まあ 今までにもそんな感じで人に頼まれると貸す事も今までに何度もあったので そんな感じで貸したと思われます。
が・・・・・・1ヶ月を過ぎても 2ヶ月を過ぎても まだまだ どんどん 住み続けるこの家族!
それもレント代金0で。

半年も過ぎた頃でしょうか? 義母の銀行口座から毎月自動引き落としになっているバッチの電気料金を知らせる封書を偶然 義理の妹が発見!!
その金額がNZD$300以上!(日本円で21000円以上)
実は 彼らは水道代も電気代もなにひとつ払っていませんでした。

ただで住まわせてもらって それら全て無料だったら それは誰だって多少古くてぼろい家でも出たくはないでしょうね~。

ここでやっと 義理弟くんがその家族に 「クリスマス前までにバッチから出て欲しいけど もし それが難しいようなら 家賃を払って欲しい」旨を伝えたようです。

彼らは家賃を払う方を選びました・・・。
わたしは内心 彼らがバッチから出るらしいと聞いていたのでがっかり>_<;

しかし それからまた2,3ヶ月たった頃 今度はバッチのご近所さんらが困り果てて連絡をしてきました。
どうも やっぱりこのバッチのっとりの家族かなり騒がしい人たちのようで まわりは迷惑をしていたらしい・・・そして ついに警察まで出動したとか?!

ついに 退出命令です!
でも ここではNZでは(たぶん 日本も同じかなぁ?) 借家の住人には2ヶ月の猶予を持って退出をしてもらうことになっているらしい。

イェ~~~イ! ついにバッチがフリーになる☆☆☆ るんるん♪♪
と 心の中で喝采をあげたわたしでした。

が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「もぬけの殻」に近い状態になっていました。

そうです! つまり 引越し泥棒されちゃったんですよ!!

この上の写真はGoogle imageから勝手にお借りしたもので 本当のバッチはこんなにキレイにされていませんでした。
彼らの置き土産は どっちゃりとこびりついた汚れと外にまではみ出ているごみの山でした。

もうーーーーーー見たときは 放心状態になりました。

同じ人間として ここまで ひどいことができるものだろうかと。

もともと 入居する段階になって契約書などを一切かわしていないので 訴える事もできず・・・泣き寝入りです。とほほほほ・・・

まだ 義理弟には会っていませんが たぶん 彼もショックだろうから まわりは気を使って何にも言わないだろうと思います。

しかし ニュージーランド人が皆こんな非常識な人ばかりではないのでご安心下さい。
以前 バッチを貸したときには 貸す前よりもずっとキレイに掃除されていて 日曜大工でちょっとした手直しもしてくれたり、 棚などにもちゃんとライナーを敷いたりして使ってくれた男性もいます。 

まあ どこの国でも人それぞれなんでしょうけど・・・。
それにしても 今回のことは痛い教訓になりました。
どんな間柄の人とでも ちゃんと約束事(契約)をしておくようにしよう!

しばらくは このバッチがちゃんと使えるようになるまで掃除と取られた物・壊された物の買い揃えと壊れた箇所のDIYが必要になります。

がんばります!

*写真はGoogle imageより












2 comments:

  1. すごい、はなしですなー。こんなひどい人がいるなんて。。。。
    お疲れさまでした。

    ReplyDelete
  2. まささん、ほんと いろんな人がいる世の中ですね。
    しかし めげずに頑張ります♪

    ReplyDelete